時間の使い方を考えてみよう:暮らしの健康教室

生活に潤いをもたらす「自分の時間」を!
 6月10日は時の記念日です。この日、日本で初めて時計で時を知らせたことから、時間に関心を持ち、時間の大切さを知ってもらうことを目的に制定されました。
 いつの間にか時間が過ぎてしまい、やる予定にしていたことがやれなかった経験は誰しも一度はお持ちではないでしょうか。時間を上手に使うことで物事を効率よく進めることができ、心と身体に余裕を生み出すことができます。

時間の使い方を書き出してみる
 時間の使い方を考えてみましょう。まずは今どのように24時間を過ごしているか書き出し、その中から睡眠や仕事など削ることができない時間以外の時間をどのように過ごすかを考えます。できるだけ細かく書いてみましょう。何もしていない時間や短縮できる時間が見つかるかもしれません。
 次にやりたいこととやらなければならないことを考え、どれくらいの時間が必要なのかも書いておきましょう。やらなければならないことがたくさんある場合は、優先順位を立てて本当にすべてやらなければならないのかを考えます。やらなくてもいいものや頻度を落としていいものがあれば優先度を下げ、やらない選択がとれるか検討します。隙間時間があれば、その時間で済ませられることは済ませてしまいましょう。

「自分の時間」を作ってみる
 日々やることの順番や手順を統一して習慣化することも、考える時間を短縮できて効果的です。また、機械やアプリに任せられるものはないか、同時にできるものはないか、他の誰かに依頼できないかを考えるのもよいです。
 それでもなかなか自分の時間が見つからない場合は、電車などの移動時間やトイレの時間など、数分だけでも自分だけの時間と考えて過ごしてみましょう。
 時間を効率的に使うことで充実感を得ることができ、自分のしたい時間を捻出することで心の不調の予防にもつながります。時間の使い方を見直し、24時間しかない1日1日を大事に過ごしてみてください。

◇「健康のいずみ」6月号(2024年6月5日/第606号)より
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