TZTの活動のご紹介

ＴＺＴの活動のご紹介

在宅医療では地域の多くの事業所の方と協働して患者様の療養を支えます。
それぞれは別個に患者様宅を訪問するため、一緒に仕事にしているが、顔を合わすことは多くはありません。

その地域で一緒に働く様々な職種と顔の見える関係を築き、お互いに学びあいながら、この地域の在宅医療のレベルを一緒に高めていけたらと考え、2015年5月より、「立川圏域の在宅療養を考える多職種協働の会 (TZT)」を3ヵ月ごとに開催しております。

第19回立川圏域の在宅療養を考える多職種協働の会（TZT）報告

日没も早く、寒さも厳しくなってきた11/27（水）第19回ＴＺＴが行われました。

今回は講師に立川相互病院　感染管理認定看護師　伊藤淳さんを迎えて「冬の感染症対策について」という題でお話をして頂きました。病院での感染対策はここ10年目覚しい進歩があります。一方在宅では環境、器具、人手も限られる中、何が出来るか、何が正しいのかわからないことが多くあります。今回は感染症、インフルエンザ、ノロウィルスの基本について学んだ後、具体的な対策を学びました。その中でやはり手袋と手指衛生が基本であることを学びました。手洗い、または目に見える汚れが無ければアルコール消毒をきちんと行うことについては、実習もしながら学びました。またマスクも大切なことであり、やはり基本は病棟でも在宅でも同じであると感じました。いろいろな家庭を回る私たちが病気の運び手にならないことを心に誓いました。講演の後、各事業所の方から、これまでのTZTの中で最も多く質問が出されました。やはり普段の業務の中で専門家に聞きたいことが地域の在宅関係職種の方々の中にあることを感じました。

次回は2020年2月26日に認知症ケアについての学習会を行います。こちらも大変身近な話題でありますが、専門家からのお話を聞いて皆さんで一緒に学びましょう。お待ちしております。

また会のあと在宅室スタッフと意見交換できますので、普段の利用者様のことについての方針の確認や具体的相談などもあればお持ち下さい。


　　　　第19回　日時　冬の感染症対策について　　立川相互病院　感染管理認定看護師　伊藤淳様